のうぜんかずら

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夏の暑さの中和剤。凌霄花のオレンジ色は、そんな印象ですよね。シュワシュワっと微炭酸が弾けるような感じが、爽やかな風を運んでくるようです。

そんな凌霄花ですが、個人的に好きなロケーションが3ヶ所あります。いえ、ありました・・・と、過去形で語ったほうがいいかもしれませんね。まず、森の交流センターの西側、ベンチを囲むように垂れ下がる圧巻の光景。花の数も壮観なのですが、落ちた花がオレンジ色の絨毯を模して、それはもう幻想的。だったのですが、この場所を含む西側のセクションが更地になって早数年。あの素晴らしい光景は、ワタシの記憶の中にしか残っていません。

そして、ふたつめ。自宅の近所にある凌霄花の風景。路地に垂れ下がるオレンジ色が、静かに、そして鮮やかに主張する侘び寂びの世界。毎年楽しみにしていた風景だったのですが、家を建て替える際に撤去されたようで、あの素晴らしい風景も、もはや記憶の奥底に。もう一度同じ場所に植えてくれれば・・・という期待は、今のところ叶ってはいません。


そして、今も残っている最後のひとつ。森の交流センター・亜熱帯植物園の向かい側、トイレの隣に佇む凌霄花。小さなハウスの片側を飾るように咲く夏の花。ここの醍醐味は、凌霄花を引き立てるように散らばる脇役の妙。フェンスや有刺鉄線がなんともいえない味を醸し出し、極めつけは遮光カーテン。黒いカーテン越しに見る凌霄花は、妙にエロティックで幻想的で。願わくば、この場所だけはいつまでも残っておいて欲しい。つくづく、そう思いながら撮ったのでした。頼みますから、来年来てみたらなくなってました・・・なんて話になりませんように。

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